理系必勝講座.4「私だけの面接」
今回は面接について書きます!
先に言っておきます、
私は、インターン、本選考、奨学金選考、もっというと、高校の推薦、大学推薦での面接で落ちたことがありません!!
(ただ、夏のインターンのESでは旭化成やアステラスに応募して落ちています。原因は、自己分析不足です。また、本選考でもウェブテストで1社落ちています!)
また、理系の忙しい研究者です。面接練習は、一度もしませんでした。
それでも、これまで20回ほど受けてきた面接を全て通過してきたので何か必勝法があるに違いないと思っています。なので、私が行ったこと意識したことを記します。
行ったこと•意識したこと
1.自己分析
必勝講座3.「自己分析は就活の要」を読んでない方は是非読んで欲しいのですが、面接の7割は自己分析が占めています。真剣に取り組んでください。
理由は、前の講座で書いたのと同じで、自分のエピソードや価値観を一度文字に起こしているため、質問に対して考える必要がなくなり、早いレスポスンスが可能になるからです。
また、自己分析を深めるほど自分らしい面接「私だけの面接」が可能になり、内定後のミスマッチを減らせると思います。
2.面接官の立場に立つ
これが出来ると面接の本質が見え緊張しなくなります。面接官も同じ人間です。
実際にやってみます。
貴方は人事担当となりました。
さて、何を目標に面接をするでしょうか?
答えは様々です、真面目な人を獲得する、3年後の離職率を抑える、変わった発想の子を取る、こういう分析ができる人を取る、中国語が話せる人を取るなど、、、
では、例えば「変わった発想の子を獲得する」が目標だとしましょう。
(✳︎求める人材は、企業の業種や成り立ちからある程度予想がつきます)
面接に来た就活生が自信満々にこう言いました
「私は、他の人をまとめることが得意で、、、
私は、計画を立てて行動し、、、」
変わった発想とは、ずれている気がします。
次の就活生はこう言いました
「私は、研究室のゼミの時間が実験の予定と被り易く、ゼミの移動を申し立て、、、
私は、与えられたテーマの他に、こういう反応をやってみたら、、、」
この人の方が、採用したくなりますよね?
これが、本質です。
どれだけ、ハキハキ答えても完璧なレスポンスでも、求められてなない物はいらないのです。
どうすれば良いのか?
2つ答えがあります、
1つ目は、求められている人材に面接で合わせる。
2つ目は、自分に合った企業を選ぶことです。
1つ目はオススメしません、その企業に入ることがゴールなら全然構いませんが、将来的に辞める可能性を考えると1つ目の作戦は内定後のミスマッチに繋がります。
なので、
2つ目の自分に合った企業を選びましょう。
それなら、面接で嘘をつかず「私だけの面接」が出来るのです。
では、自分に合った企業を見つけるには?となりますが、これは、自己分析やOB訪問から見つけることになります。また、ある程度イメージできるところがありますので、次回まとめてみます。
逆に、「私だけの面接」を曲げずにやって残った企業が自分に合った企業というのもありだと思います。
長くなったのでまとめますと、
•面接官の立場に立つ
•自分らしい答え方をする
•落ちても、それは、ただのミスマッチ、むしろ、自分のふるいから落ちた企業と考える。
3.結論から話し、具体例で補う
正直これは、皆さん知っているかもしれませんが、実際面接でやると難しいです。
なので、先にコツを言っておきます。
「はい、結論です」
と、最初にはいと結論をセットにして返事をする癖をつけましょう。
無意識に結論が先に言えるようになると思いますし、「はい」により時間が稼げます。
その後の、具体的な話は、自身の経験や価値観を話すと良いと思います。具体例で、面接官を「なるほど」と思わせる意識で頑張ります。
4.働いている姿を彷彿とさせる
これは、2.の「面接官の立場に立つ」と被るのですが、面接官が、就活生の受け答えを聞いてその会社で働いている姿をイメージできたら採用してもらえそうだと思いませんか?
例を挙げます、実際にBtoC研究職で受けた面接中に私が考え答えた例です。
面接官「バイトは、スポーツジムのトレーナーなんだね、」
私「そうです」
面接官「いろんな人が来るの?」
私「はい、子供からお年寄りの方まで来ます」
面接官「ジムでお客さんに教える時に工夫したこと、気をつけたことは?」
こんな質問が来ました。
そこで、私は、3.のコツ「はい!結論です」を使います。
私「はい!一人一人に合ったトレーニングメニューを考えるようにしています。」
この答えは、以下3つある答えのうち最も研究職として働くイメージを持たせられると思ったものを選びました。
1.褒めることを意識→研究職からは遠い(接客業なら良い)
2.お客様を覚えておく→営業なら良いが今回はダメ
3.一人一人に合ったトレーニングメニューを考
える
そして、具体例でさらに働く姿をイメージしてもらいます。
私「お客様が何を目的にしてトレーニングをしているのかを、細かく聞いてからメニューを考えます。また、時代ごとにトレーニングの概念は変わっていきますので、最新の情報も取り入れることに気をつけています」
これにより、面接官に、消費者ニーズと時代背景を意識できる人、と深層心理に焼き付けることができました。
このように、いくつかある自分の答えの中で働く姿をイメージさせられる答えを選択するのもコツだと思います。
5.逆質問を準備する
どの面接でも最後に「何か質問はありませんか?」と聞かれます。
これには、2つの意味があり
1つ目は、「今後の選考などについて本当に質問はないか?」
2つ目は「弊社についてどこまで深く調べ、質の良い質問を準備して来れているか?」
1つ目については、もし質問がある場合聞いてしまった方が良いと思います。例えば、結果はいつ頃にきますか?など。
2つ目が重要だと考えています。
何故なら、面接内で唯一「質問があらかじめ分かっている」からです。
例えるなら、この問題テストに出しますよと言って勉強できるラッキー問題のようです。
逆質問では、確実に得点を取りましょう。
さて、どんな質問をするか、、、
職種企業によって違いますが、以下のことに気をつけて質問を考えました。
- ネット上に答えがないこと
- 自分の意見を混ぜること
- 最低5つは考えておくこと
ネットに答えがある質問をすると、調べていないことがバレてしまいます。
ホームページのみならず、株主へ公開されている情報まで目を通しましょう。
自分の意見を混ぜるというのは、単に「〇〇は△△ですか?」ではなく、「私は、□□だと思いますが、どうして〇〇は、△△なのですか?」
と質問するようにしたということです。
最低5つ考えておくのは、出来るだけ時間いっぱいに逆質問をし続けて本気度を伝えるためです。また、ど忘れしても5個あれば対応できます。
逆質問の答えに対して、さらに、質問するのも大切だと思います。
せっかく答えてもらったので、一度「なるほどです、、、」と答えを噛み砕き、さらに質問を重ねてみると良いと思います。
長くなりましたが、
以上5つを気をつけていました。
まとめると、
自己分析をしっかり行う、面接官の立場に立ち会社の求める答えを出す、結論から話す、
働く姿をイメージさせる、逆質問を練る。
最後に、
企業に合格したいあまり、自分に嘘をついたり、見栄を張った答えをする人がいるかもしれません。それで、合格できることもあります。
しかし、入社後のミスマッチほどストレスなことはありません。どうか、「私だけの面接」にこだわり、ありのまま磨き上げた自分を認めてくれる会社を見つけて欲しいです!
おしまい
次回:理系必勝講座.5
でお会いしましょう。
企業のイメージについてか、インターンについて書きたいです。どなたかリクエストを、、、